エリダ農園(Elida Estate)は、1918年にロバート・ラマスタス(Robert Lamastus)氏によって設立されたラマスタス・ファイリー・エステーツ(Lamastus Family Estates)が所有する農園です。エリダ農園の他にエル・ブーロ農園(El Burro Estate)、ルイト農園(Luito Geisha Estate)の合計3つの農園を所有しています。
パナマにおける標高が高い、別々のエリアに位置するこれらの農園は、それぞれが異なる土壌特性、マイクロクライメント(微小気候)、微生物、周辺環境を保持しているため、それぞれの農園で全く異なるテロワールが作り出されます。
エリダ農園の約半分はボルガン・バル国立公園内に位置しており、動植物の生態系がしっかりと守られています。バル火山は中米で最も標高が高い火山のひとつで標高によって変わる7つの気候を持っています。コーヒーを栽培する上でその恩恵を余すことなく受けている農園です。
高い標高、豊かな火山生の土壌、独特の微気候、コーヒー栽培に有益な微生物、独自のコーヒー酵母、コーヒーの木を取り囲む原生的な雲霧雨林、寒暖差などの恵まれた環境が、コーヒーの熟成期間を伸ばし、良質なコーヒーが育まれます。
3つの異なる農園で育まれたコーヒーは、ベスト・オブ・パナマ(パナマのコーヒー豆品評会)において、それぞれが毎年入賞するような非常に素晴らしいコーヒーばかりです。高品質なコーヒーを生み出すために大切な「自然」に注力し、生態系や環境を維持しながらその土壌や気候を理解し、農園ごとに異なるポテンシャルを最大限に引き出すことによって世界でも最高峰のコーヒーを生み出し続ける、ラマスタス・ファミリーが誇る農園です。