エル・ブーロ農園(El Burro Estate)は、1918年にロバート・ラマスタス(Robert Lamastus)氏によって設立されたラマスタス・ファイリー・エステーツ(Lamastus Family Estates)が所有する農園です。エル・ブーロ農園の他にエリダ農園(Elida Estate)、ルイト農園(Luito Geisha Estate)の合計3つの農園を所有しています。
パナマにおける標高が高い、別々のエリアに位置するこれらの農園は、それぞれが異なる土壌特性、マイクロクライメント(微小気候)、微生物、周辺環境を保持しているため、それぞれの農園で全く異なるテロワールが作り出されます。
エル・ブーロ農園は、現在の農園主の母方の祖父であるアマド・ブウテ(Amado Boutet)氏によって設立されました。パナマで最南端に位置するコーヒー農園のひとつで、その一部はバル・ボルガン国立公園(BVNP)にまで広がっています。標高1,550mからコーヒーが栽培されはじめ、高いところでは1,800mにまで及びます。若く肥沃な火山性の土壌と独特な酵母やバクテリア、微生物が豊富な原生熱帯雨林に囲まれたユニークなマイクロクライメイトと栽培条件により、パナマ北部に位置する他の2つの農園(エリダ、ルイト農園)とは全く異なるカップ・プロファイルを生み出します。栽培条件に合わせるように、エル・ブーロ農園ではゲイシャ50%、カトゥアイ50%と2つの品種を栽培しています。
3つの異なる農園で育まれたコーヒーは、ベスト・オブ・パナマ(パナマのコーヒー豆品評会)において、それぞれが毎年入賞するような非常に素晴らしいコーヒーばかりです。高品質なコーヒーを生み出すために大切な「自然」に注力し、生態系や環境を維持しながらその土壌や気候を理解し、農園ごとに異なるポテンシャルを最大限に引き出すことによって世界でも最高峰のコーヒーを生み出し続ける、ラマスタス・ファミリーが誇る農園です。