ダテーラ農園



ダテーラ農園 / Daterra Coffee

ダテーラ農園(Daterra Coffee)は、コーヒー大国ブラジルにおいて最高峰のコーヒー生産地であるパトロシーニョ市に位置しています。6,618 haもの広大な土地を所有し、最先端の技術を用いながら実験的な試みで先進的なコーヒーを生産しづづけている農園です。 ポルトガル語で「From the earth」を意味するダテーラ農園は、1980年代に誕生しました。農園のオーナーであるルイス・パスコール氏(Luis Pascoal)は、当初果物の生産や畜牛を中心に農園を運営していましたが、後にコーヒーに魅了され、コーヒー栽培を開始します。彼のコーヒーに対する熱意と農園との向き合い方は、ブラジルのコーヒー業界に大きな影響を与えるほど素晴らしいものでした。

 

「自然と人と共に成長し続けるコーヒー(Growing Relationship Coffee)」をスローガンに掲げ、「持続可能性(sustainability)」という言葉が世の中で意識される以前から独自の環境水準を作り上げ、生態系や土壌などに配慮し、環境を保護しながら、土地の再生に注力しました。その結果、高品質のコーヒーを育てる上で最適な環境を作り上げることに成功したのです。

ダテーラ農園最大の特徴は最新技術を用いた実験と研究です。広大な土地の隅々まで正確に把握するため、5〜15haのミニファームに分け小規模農園としてGPSで管理。216に分けられた区画ひとつひとつの歴史、土壌の状態や降雨量まで全て即座に把握することができるのです。また、常に先進的なコーヒーを目指し、品種改良や新しい生産処理(コーヒーチェリーから生豆になるまでのプロセス)に取り組んでいます。オリジナルの品種をはじめ100以上もの品種を扱い、実験的なプロセスを含め色々な生産処理を用いて、先進的なコーヒー豆を世界に輩出し続けている農園です。

コーヒーの専門家や世界大会のチャンピオンが足繁く通い革新的な生産処理方法を共に開発したり、極上のマイクロロットのコーヒーをつくり上げたりと、コーヒーに対する揺るぎない情熱とマインド、環境に対する取組み、最先端の技術を持ち合わせる世界でも最高峰の農園です。