【東峰村&添田町】オリジナルブレンドコーヒーバッグ

【東峰村&添田町】オリジナルブレンドコーヒーバッグ

REC COFFEEはこの度、福岡県・東峰村・添田町と協業し、それぞれの町村のためにオリジナルブレンドを開発し、コーヒーバッグを作らせていただきました。

 

 

プロジェクトの背景

2008年、九州北部豪雨で東峰村、添田町は甚大な被害を受けました。その際、北九州から大分を結ぶJR日田彦山線も被害を受け、町村の人々の脚が失われてしまいました。
その後、BRTとしての運行が再開することが決まり、人口縮小傾向にある町村の復興も兼ねて、BRT開業に向け日田彦山線沿線地域の振興プロジェクトが開始されました。




地域資源である「水」の活用

朝倉郡東峰村、田川郡添田町。それぞれの町にありながら、沿線地域の振興の手がかりとなる資源「水」が着目されました。

東峰村では平成の名水百選に選ばれた「岩屋湧水」
釈迦岳トンネルの堀削の際に湧き出た湧水です。

添田町は「山霊の水」
地下60mから汲み上げられる天然水。

この両町村にある地域資源である「水」を使って美味しいコーヒーができないかと福岡県からお声がけいただいたのがスタートでした。

90%以上が水であり、水質によって抽出される味わいが変わるコーヒー。私たちにとっても非常に興味深く、福岡の企業として地域振興の手助けとなればと共にオリジナルブレンドづくりをスタートしました。


現地調査

オリジナルブレンドを作るにあたり、まずは水の調査、コーヒーのコンセプトとなる観光資源や町村の様子を見るために現地に伺いました。現地調査に伺ったのが冬でしたが、暖かくなったら壮観であることは非常によくわかりました。

△日本棚田百選にも選ばれた東峰村の竹の棚田

 

△添田町の英彦山からの景色

 

水質の違い

東峰村の「岩屋湧水」は、硬度30度と非常に柔らかい水でコーヒーを抽出すると、華やかな風味を非常によく感じ、軽やかでやわらかいコーヒーになります。

△岩屋湧水

 


一方「山霊の水」は硬度100度とやや硬めの水。コーヒーを抽出すると、ジューシーな風味、重厚感を感じるようなコーヒーになります。

△山霊の水

 


2つ水の違いは明確でした。それぞれの水で飲んだ時に一番美味しくなるようにと酸味の出方や、焙煎、豆の種類を検証しながらブレンディングしていきました。

 



コンセプト

水質による違いがわかったので次は商品にするためのコンセプトづくりです。それぞれの町村には、歴史や観光資源が多くあったので、それをコーヒーの味として再現し、コーヒーを通してそれぞれの町村の良さや特徴を知ってもらえるようなコンセプトにしようと決めました。



東峰村
もともと小石原村と宝珠山村という2つの町村が存在しており、2005年に合併して今の東峰村になりました。それぞれの地域を訪れた時に、暮らし方やその地域に住まう人々の違いに気づきました。そこでふたつの村とこれからの東峰村をそれぞれ表す3つのコーヒーをつくることにしました。




添田町
かつて炭鉱の町として栄えた添田町のシンボルは、日本三大修験山にも数えられる「英彦山」。その頂上には福岡で唯一の神宮である英彦山神宮も存在する町です。その英彦山を中心とし、町を表現できる3つのコーヒーをこちらも作ることにしました。


△ブレンドづくりの様子



プレゼンテーションと試飲会

ある程度ブレンドが完成したところで、実際にそれぞれの町村にて役場の方や興味のある方、現地で飲食店を営まれている方をお招きし、プレゼンテーションと試飲会を実施しました。

△東峰村試飲会の様子

 


△添田町試飲会の様子

 


商品開発をする上で、実際に販売する方々の視点や、本当に町村を表現できるものになっているかのすり合わせを行いながら修正を繰り返し完成しました。



パッケージデザイン

実際に完成した商品を販売していくにあたり、REC COFFEEでも主力商品である「コーヒーバッグ」で展開することにしました。

パッケージデザインは「JRななつ星in九州」のデザインを手掛ける水戸岡鋭治氏。日田彦山線沿線地域振興プロジェクトでも関わりのあるデザイナーさんにお願いし、それぞれのコーヒーをイメージしたデザインに仕上げてもらいました。

△添田町のコーヒーバッグ3種類

 


福岡県や東峰村、添田町のような自治体とのプロジェクトは非常にやりがいがあり、貴重な経験をすることができました。

町村の復興を願いながら、コーヒーを入り口として、町村の魅力を発信できればと思っています。

コーヒーバッグの販売の詳細は各町村にお尋ねください。
※REC COFFEEでは販売しておりませんのでご注意ください。

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