新しい年の始まりは、いつもより少し背筋を伸ばして迎えたくなるもの。
まだ何色にも染まっていない時間に、カップから立ち上る香りがそっと気持ちを整えてくれます。
レックコーヒーのニューイヤーブレンドは、その年の幕開けにふさわしい一杯として、普段のブレンドでは使わない贅沢なコーヒーを組み合わせ、一期一会の想いをこめて「その年にしか出会えない味わい」をかたちにしてきました。
いつもよりちょっと贅沢な時間をゆっくり味わうニューイヤーブレンドを、ぜひ今年もお楽しみください。

コンセプト
2026年のニューイヤーブレンドは、明るく華やかな印象の中に、奥行きのある甘さとしなやかな質感を備えた、贅沢でリッチな仕上がり。
新しい一年の始まりを祝う時間に、ゆっくりと寄り添うブレンドが完成しました。
味わい
甘さと酸味のバランスがよく、シロッピーで柔らかい質感が心地よいニューイヤーブレンド。
温かいうちはピーチティーのようなやさしく華やかな印象が広がり、冷めてくるにつれて、プラムを思わせる甘酸っぱい酸味の輪郭が次第にくっきりと現れてきます。
時間の経過とともに表情を変えながら、最後までハチミツのような甘さの余韻が続く一杯です。
ニューイヤーブレンドに使用した豆

・グアテマラ / フリィウォッシュト
グアテマラのフリィウォッシュトは、バランス役として他の3種類の豆の個性をうまくまとめてくれています。
・エチオピア シダマ / ウォッシュト
華やかで明るい酸味がありながら、果実感のある甘さもしっかり感じる
エチオピア シダマのウォッシュト。キラキラした酸味の印象を与えています。
・ケニア / ウォッシュト
ブラウンシュガー、ブラックティーのような風味を感じるケニア、甘さの印象にボリュームを与え、甘さの印象を底上げしてくれています。
・コロンビア / イノキュレイテッドファーメンテーション
今年は贅沢にもグランハ・パライソ92のゲイシャを使用しています!
上品な酸味やエレガントな印象を感じられ、全体に奥行きを与えています。
ニューイヤーブレンドの楽しみ方

今回は、今年4月にオープンした福岡・天神にある「天神ワンビル店」のバリスタ・柳谷さんに彼女ならではの楽しみ方を聞いてきました。
新年を迎える特別な時間にふさわしい、その魅力を素直に楽しめる組み合わせをみなさんにお届けいたします!
今しかない味わえない贅沢な一品
ドリップコーヒー × 季節限定焼き菓子「黒いちじくタルト」
ニューイヤーブレンドをドリップコーヒーにすることで、初めにピーチティーやオレンジを思わせる華やかなアロマが立ち上がり、ほっとさせてくれる温かさを楽しめます。
そして、組み合わせとして相性が良いのは、レックコーヒーでお出ししている季節限定の焼き菓子「黒いちじくタルト」
イチジクの深く濃厚な甘さと重なり合って、互いの香りを一層引き立たててくれます。

「幻の黒いちじく」とも評される富田農園さんのビオレソリエスを使用しており、甘みが強く、ねっとりと濃厚で、皮が薄いのが特徴です。
アーモンドタルトに黒いちじくを皮ごと美しく焼き上げ、仕上げに赤ワインと黒いちじくのジャムをたっぷり塗った、贅沢な一品です。
温度が下がってくると、コーヒーはシロップやハチミツのような質感が増し、より柔らかな口当たりに。
タルトと一緒に味わうことで、赤ワインと黒いちじくジャムの風味が口の中でふわりと広がり、コーヒータイムが特別なデザートの時間へと昇華していきます。
ホットタルトとして食べても美味しいので、テイクアウトをしてお家で少し温め直して楽しんでみてください!

最後に、私は人と人をつなぐのが、コーヒーのいちばん好きなところです。
忙しい日常の中で、ふと立ち止まって一杯を飲む時間。
その隣に誰かがいたり、思い浮かべる顔があったりするだけで、コーヒーの味わいは少し変わる気がします。
ニューイヤーブレンドは、そんな時間をゆっくり楽しんでいただくための一杯です。
今年の始まりに、そして大切な人とのひとときに、そっと寄り添えたら嬉しいです☆

