







バリスタコメント
艶やかでクリーミーな質感、フローラルでベルガモット、パッションフルーツやピーチ、ベイクドアップル、後口にはプルーンやチョコレートリキュールを感じます。最初から最後まで複雑で色んな表情を見せてくれるコーヒーです。正直に言うとこの素晴らしい味わいは言葉で表現するのが難しいです。これを飲んだ人にしか分からない、忘れられない感動体験をさせてくれるコーヒーだと私が自信を持ってお約束します。
JBC(ジャパンバリスタチャンピオンシップ)2023 セミファイナリスト
JBCの競技 (長坂バリスタ 2:41:00 〜)
ルグマパタ農園は、エクアドルのパジャタンガ、チンボラソに位置する家族経営のコーヒー農園です。標高1,700メートルから2,000メートルの間に位置し、ブルボン・シドラ、ティピカ・メホラード、パチェ、サルチモールなど、さまざまな品種のコーヒーを栽培しています。
この地域には、エクアドル最高峰であるチンボラソ山やサンガイ国立公園の一部、渓谷に切り立つ丘や清流が広がっています。年間平均気温が20度と心地よい気候に恵まれており、チンボラソ州で最大の農産物生産地の一つでもあります。



ルグマパタ農園は、2021年から開催されているエクアドルのCOEで8位に入賞し、翌年の2022年にシドラ ウォッシュトで見事1位に輝きました。COEが開催される前から行われている国内の品評会「ターサ・ドラダ」でも優勝経験があります。
・2018年 エクアドル国内の品評会「ターサ・ドラダ」で優勝
・2021年 エクアドル初のCOEで8位入賞
・2022年 シドラ種でCOE優勝
シドラとはエクアドルが原産地の新しいコーヒーの品種で、「レッドブルボン」と「ティピカ」の交配によって誕生したと言われていますが、近年ではエチオピア原種の自然交雑種であるという説も出ています。また、このグルマパタ農園がシドラ種の先駆者とも言われています。名前の由来にもなった「シードル(りんご酒)」のように明るくスッキリとした酸と、上品な甘さが特徴です。
2019年のWBC(ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ)で優勝した韓国の選手が使用していたことから有名になり、今もっとも注目されている品種のひとつです。
2004年にゲイシャ種がコーヒー業界を震撼させて以来の登場に「ネクスト・ゲイシャ」とも呼び声の高いシドラ種。日本では、まだ見かけることが少ない品種ですが、ぜひ堪能したい品種のひとつです。

