カップ・オブ・エクセレンスについて




カップ・オブ・エクセレンスとは?

カップ・オブ・エクセレンス(以下COE)は1999年から毎年行われているスペシャルティコーヒーの品評会プログラムです。消費国はもちろん、開催国においても最も注目を集める品評会と言われています。

 

カップ・オブ・エクセレンスの運営

COEはAlliance For Coffee Excellence(アライアンス・フォー・コーヒー・エクセレンス)通称ACE(エース)という、アメリカ・ポートランドに拠点を置くNPO法人によって運営されています。アメリカのみならず世界各国からのコーヒーエキスパート達が携わっています。

Alliance For Coffee Excellence


コーヒー豆の品質向上はもちろん、コーヒー豆の価値を高め、生産地域の経済的発展を目的としてCOEを運営しています。

 

カップ・オブ・エクセレンスの審査

COEの審査は3段階のプロセスでカッピング評価が行われます。第1段階ではスペシャルティコーヒーの基準を満たしているかどうか、第2段階では国内審査、最終は国際審査の3段階で評価されます。第1段階を含め国内審査で3回、国際審査で3回の計6回の審査が行われる非常に評価の厳しい品評会です。

評価される項目は「フレーバー」「後味」「酸味の質」「口に含んだ質感」「味のきれいさ」「甘さ」「バランス」「総合評価」の8項目で、8点満点でそれぞれ採点します。 8点満点×8項目+基礎点36点=100点満点でスコアリングされ、最終的には国際審査員の平均点でランキングされます。

開催時は80点が入賞の基準でしたが、現在の基準は87点とされています。87点以上のベスト30のコーヒー豆が入賞となります。このスコアを獲得できるコーヒーは非常に優れており、この点数を狙ってコーヒー豆をつくることはとても難しいことなのです。

 

カップ・オブ・エクセレンス受賞豆の売買

COEに入賞したコーヒー豆はオンラインサイトで情報が公開され、ACEメンバーによるインターネットオークションにて売買を行います。

従来の販売では、生産国の管理団体や輸出業者などの中間業者が多数入るため、その分コーヒー生産者の取り分が減っていました。COEでは、落札金額のほとんどが生産者に渡ります。オークションの参加者からすると、最高品質のコーヒーを生産者から直接購入できるというメリットがあります。

 

カップ・オブ・エクセレンスの歴史

良いものを作ると評価され、大きく利益が還元されるという考え方は、スペシャルティコーヒーが登場するまでありませんでした。1990年代後半に登場したスペシャルティコーヒーの考え方に基づき、1999年11月にブラジルの生産者が品質を上げることを目的に品評会を行いました。これが最初のCOEと言われており、当時からインターネットによるオークションが取り入れられていました。翌年2000年にも同じようにブラジルで品評会が行われ、この年からCOEと呼ばれるようになったと言われています。ブラジルでCOEが成功したことを受け、徐々に他の生産国にも広がっていきました。

2019年には20周年を迎え、年にもよりますが、現在ではブラジル、コロンビア、グアテマラ、ホンジュラス、コスタリカ、メキシコ、エルサルバドル、ニカラグア、ルワンダ、ブルンジ、ボリビア、ペルー、インドネシアで開催されています。2020年には待望のエチオピアで初のCOEが行われ、入賞ロットの総取引額は史上最高の134万ドルとなり、今尚著しく成長を続ける品評会になっています。