コーヒーについて

みなさんが飲んでいる液体としての「コーヒー」は、アカネ科の常緑樹であるコーヒーノキの果実の中にある種子を取り出し、熱を加えて焙煎し、お湯や水でその成分を抽出したものになります。

1杯のコーヒーになるまでには多くの工程があり、その一つ一つがとても重要で、最終的な味わいに大きく関わってきます。

コーヒーの種類

コーヒーにはアラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種の3種類があります。その中でスペシャルティコーヒーとして採用されているそのほとんどがアラビカ種になります。

 

アラビカ種は、他の2種に比べ、風味、味わいに優れています。エチオピアを原産国とし、長いコーヒーの歴史の中で世界各地の農園に広がりを見せています。

アラビカ種の生育条件はとても厳しく、育てるのにとても手間がかかりますが、品種改良も盛んに行われており、その土地に適した品種の研究が常に行われ1000種以上の品種があるとされています。

ゲイシャ、ブルボン、ティピカなどがこの「品種」にあたります。

 

生産地

コーヒーの生産地としてはアフリカ、中米、南米、アジアの各地において、日中の平均気温が20度前後で1年を通して気温差の少ないところが良い生産地とされています。また、1日の中での昼夜の寒暖差が大きい方がよりコーヒーの栽培に適しており、良質な豆が育ちます。

そのため、赤道近くの標高が高く、厳しい環境の土地が特に高品質のコーヒーを栽培するのに適しているとされています。また、年間の雨量が2,000mm前後あり、十分な日照もまたコーヒーを栽培する上で必要な条件です。

 

栽培から1杯のコーヒーになるまで

新しいコーヒーの苗木は苗床で半年から1年の間大切に育成され、成長の状態をみて土壌に植え付けられます。2年〜3年ほどでジャスミンのような芳香をはなつ白くて清楚な花が咲き、3日ほどで花が散った後、緑色の楕円状の細長い球形の果実を結び、6〜9ヶ月ほどの時間をかけてゆっくり大きくなり、赤く熟していきます。

この実は熟すとさくらんぼのように赤くなることから「コーヒーチェリー」と呼ばれます。

この赤く熟したコーヒーチェリーだけを丁寧に収穫し、様々なプロセスを用いて、乾燥させ、脱穀し薄緑色の生豆(種子)にします。
この時、生豆に至るまでには様々な方法があり、この工程を「生産処理」と呼びます。生産処理によって味わいの仕上がりは大きく変化しますが、これはまた別の記事にてご紹介します。

生豆は輸送における温度、湿度の変化でダメージが出ないよう、バキュームパックや防湿の袋に入れられ空調設備付きのコンテナで船積み、または空輸で世界中に送られます。焙煎工程を経て飲用可能なコーヒー豆となり、抽出されて1杯のコーヒーとなります。

 

1杯の「コーヒー」になるまでには、想像を超えるような時間と手間がかかっているのです。そこにはコーヒー生産者のストーリーや想いが詰まっています。それを皆様にご紹介し、お届けできるのが「スペシャルティコーヒー」であり、私たちが専門的に取り扱い、自信を持って提供しているコーヒーなのです。